5月30日(月)今日の学び
あなたがもし大きな会社に就職して、初めはその法人の脚の筋肉の細胞の一部になったとしますね。
『「手紙屋」』 著者:喜多川 泰
会社は、法律上の人間であるため「法人」と呼ばれていると筆者は述べています。
そして、自分が会社に就職するということは、「法人」という人間の体の一部になることを意味すると例えています。
これが私にとってはとても分かりやすい例えでした。
「人間」と「法人」に共通するものとして、「多くの人から長期間にわたって必要とされること」、「収入内の生活をすること」の二つを挙げています。
人が社会の中で生きていくためには、誰かのために自分の持っている力を使うことが必要です。
そして、お互いが補い合いながら共に生きていく中で、「ありがとう」の心が「お金」という目に見える形で人々の間を流れて行くのです。
自分である「人間」は、外の世界を見たり聞いたりできるため、多くの判断を自分自身で行うことができます。
しかし、会社である「法人」に就職するということは、「法人」という「人間」の一部分になるということを忘れてはいけないでしょう。
要するに、外の世界を見たり聞いたりするポジション(社長)ではなく、脳(社長)からの指令に忠実に従う足の筋肉が自分のポジションだということを理解する必要があるのです。
だからこそ、自分が選んだ会社が「多くの人から長期間必要とされているか?」ということを見極める判断力が必要になってくるのではないでしょうか。
就職活動をしている時期であれば、会社のネームバリューではなく、その会社が本当に自分の考え方や生き方と合っているかを考える必要があるでしょう。
また、就職しているのであれば、自分は「法人」のどの部分を担っているのかを客観的に把握し、「法人」が自分の理想となるように、自分のできることを一生懸命やっていくことが大切になると思います。
しかし個人的には、脳からの命令にただ単に従うのではなく、自分で判断していくことが大切だと思っています。
どうしても自分の考え方や生き方に反する命令に従わなければならないときは、思い切って「法人」を変えることができるのも自分の選択肢の一つだと思っています。
会社は「法人」。人間と同じだと考えると納得することが多いな〜