7月27日(水)今日の学び
人間は、ミスを犯す生き物です。いかにミス減らしていくかということが、練習の課題になり、試合での課題でもあるのですから。野球などは7割もミスしていて、ほんの3割打てただけで強打者と呼ばれます。音楽も一つもミスをしない演奏がいいのなら、コンピューター演奏で十分でしょう。
『前向きに考える 演奏家のためのメンタル強化術』 著者:矢野龍彦
どれだけ練習しても失敗するのが人間。
その失敗を一つでも減らそうと努力することが成長。
同じ失敗をすることは、学びを活かせていないということなので、深く反省する必要があると思います。
しかし、チャレンジして失敗したことは、必ず自分の力になります。
失敗は、そのままにしておくから「失敗」になります。
その失敗を秒速で改善することで、「失敗」が「成長の種」にかわります。
失敗は決して悪いものではないのです。
自分の安全圏で生き、チャレンジしなければ失敗はしないでしょうが、成長の種を手に入れることはできません。
音楽は瞬間の芸術です。
一度出した音は取り消すことができません。
しかし、お客さんは、演奏者がどのような思いで音楽を奏でるのかを聴きにきています。
音に自分の心を乗せることができれば、少々のミスなど気にならない演奏になるでしょう。
練習は、自分の「成長の種」を見つけるために失敗を探します。
しかし本番は、音楽に自分の心を込めることに焦点を当てた演奏を心を打ちます。
自分の想いを伝える!という気持ちを持って演奏したいと思います。
10回中3回成功すれば強打者! 10回中7回失敗しても強打者!